昼と夜の長さが同じになる3月20日は春分の日です(実際は昼のほうが14分位長いとか‥)。
また、春分の日の前後3日の合計7日をお彼岸といい、お墓参りをする風習があります。

なぜお彼岸にお墓参りをするかというと、太陽が真東から昇って真西に沈むこの時季は、西にあるあの世と、東にあるとされる現世が最もつながりやすく、ご先祖様が現世と交流しやすいと考えられているからだそうです。

そしてお彼岸にはもち米とうるち米を混ぜて炊き、適度につぶして丸めたものを小豆あんで包んだ和菓子を食べますが、この和菓子、材料は同じなのに春のお彼岸は「ぼたもち」、秋のお彼岸は「おはぎ」と呼ばれています。
このように呼ばれている由来は、春に咲く牡丹の花、秋に咲く萩の花にちなんで名付けられておりそれぞれの花が濃いピンク色をしていて、赤色が魔除けの意味がある事から選ばれたようです。
本当に、お彼岸だけでも色々な意味があるものですよね。

桜が咲き始めてもお花見は制限されますが、密にならないように静かに春を感じてみるのもいいかも知れませんね。